Breeding

《繁殖》とは?純犬種それぞれの愛好家たちが、
「犬種スタンダード(理想像)」を元にし、
犬種向上を目的とし、犬を作り出す事を言います。


ポリシー
私は、日本で行われている繁殖方法に疑問を持ちながらも、一緒に暮らす犬を、自らの手で作り出したいと、幼い頃からブリーディングに興味がありました。社会人に成り、数頭の犬を育てる余裕が出来た時から、繁殖をスタートさせましたが、私自身が末永く犬と暮らすための繁殖。が、目的の全てです。「数打ち当たる」精神を嫌い、「100発100中!」を目指し、クオリティーの高い犬たちを、どのようにすれば作れるのか?を、学び、現在にいたっております。

2007年現在、5匹と暮らしておりますが、私が管理できる範囲以上の頭数を、増やしたいとは思っておりません。この歴史ある血統を絶やす事なく、最小限での繁殖を今後も心がけております。

この血統を愛する方々の協力の下、ささやかながら、「繁殖チーム」がございまして、細々と、子孫を残していく事を、常に3代(10年)先まで考え、組み合わせを計画しております。1匹は必ず残す犬として、繁殖を行っておりますので、何方か1匹でも、希望をしていただいてから、交配を行います。私のチームは、みなさん一般家庭生活者ですので、多くの犬を育てる事は不可能です。また、増やすべきではないと考えています。ご予約を頂いても、お待ち頂く事も多くありますが、基本的に、販売目的ではない為に、全ての条件が揃わない限り、交配を行いません。

ケアーンテリアの場合は、私の経験では、2匹〜6匹でしたが、残す子は1匹または2匹ですので、何方かに子犬を迎えていただかなければなりません、そのために、私の繁殖方法をご理解いただける方々に、我が子を迎えていただきたく、HPを公開し、私の育て方や思考をお伝えしております。

犬は、血統も大事ですが、誰が作り出した犬か?という部分が重要だと想います。私が作り出した子犬を気に入って頂けたら、ありがたく想います。



日本のルーツ!

ケアーンテリアは数十年前にも人気犬種でした。すれ違う方々が「昔飼っていたんですよ〜」と声をかけてくださる事が頻繁にありますが、ご近所の方で、かつて吉田茂氏の繁殖なさったケアーンテリアを育てていた方がいらっしゃいます。当時の首相である吉田茂氏が、サンフランシスコから2匹のケアーンテリアを持ち帰った事は、知る人ぞ知る!ですが、ブリーディングをしてらして、知人に分けていたとよく耳にします。中でも、調味料会社の社長宅で、多数のケアーンテリアを飼育していらっしゃって、ソファーに十数頭のケアーンテリアが並んで座っている写真を偶然にも拝見した事があります。その姿は今のケアーンテリアよりちょっと小ぶりですが、多頭飼いが出来るじゃない!と想ったものでした。

21世紀を迎えた現在のケアーンテリアは多数の外国から持ち込まれた優秀犬から作り出されていますが、2004年度からJKCでは、原産国の犬種標準に従う事になり、骨格構成なども今までのAKCに準じていた繁殖方法とは異なります。現在「M&R DEKO」では犬種標準に基づき「アイルランド」の血統が入り、ラインブリードが完成いたしました。2004年のドッグショーでは、諸外国の審査員より「どのラインで作ったのか?」と声をかけてくださるまでになり、アイルランドのジャッジやイギリスのジャッジの方々に、「僕のところに連れておいで!」と暖かい言葉も頂きました。このような名誉ある評価は、今まで国内で努力なさっていたブリーダーたちのお陰なのです。

1980年代から日本でブリーディングをされていた有名な方々は、東京都のWさん、神奈川県のTさん、秋田県のOさん、群馬県のYさんの4つのラインが存在していました。現在も途絶える事も無く、全てのラインが続けられていますが、ブリーディング四天王と言っても過言ではないこの方々の、殆どが引退し、現在は、静岡県のT氏とS氏が、代表的なケアーンテリアのブリーダーと言えるのだろうと想います。彼らは海外での知識もあり、常にラインの研究をして優秀犬の作出を目指しています。この努力で、理想のケアーンテリアが続いてくのだろうと想います。

しかし、心無いオーナーたちが、犬種標準を無視し、ブリーディングしている事も事実です。この点が日本の愛犬家の特徴でも有りますが、諸外国のように、ブリーダーライセンスシステムを早く導入して頂きたいと願います。素人繁殖がゼロになる日を望んでいます。

イギリス原産ケアーンテリアを維持し、保護し、守り続けたいと、願っております。



「M&R DEKO」の《繁殖方法》

ラインブリードです!


我が愛犬「マオ」と「ルカ」の土台犬は、イギリスから来た
「CH/91.6Famecheck Fine Feathers」です。
この土台犬にアメリカ産の
「CH/93.10Hot Fandle's Midnight Special Fci」
を交配し、生まれたのが、
CH/92.12Alpha Gina of Lucky Karma Jp」
であり、我が家の「マオ」の母犬でもあり、
「ルカ」の祖母犬でもあります。

我が家で初めて生まれた子犬たちは、
「CH/91.6Famecheck Fine Feathers」のラインであると共に、
CH.I.B.CH/88.CH(AM)Dees Trace of Macgregor」のラインでもあります。このラインの犬たちは国内のブリーダーだけではなく、海外のブリーダーたちの作出した名犬によって作る事が出来た犬達なのです。

「M&R DEKO」は「INT.CH,CH/95.8GRATEL OF LUCKY KARMA JP」(ルカ)を土台犬とし、姉妹犬である「INT.CH,CH/95.7,CH(AM)GRACE OF LUCKY KARMA JP」(グレース)を土台犬として繁殖をしている「CLUMBER UP」犬舎によって作り出された犬たちとの『ラインブリーディング』をメインに行っております。
この2匹は姉妹犬であると共に、数々のドッグショーで名誉ある賞を受賞した持ち主でもあります。

この2匹の土台犬に
CH(AM)WOODMIST HIGHLAND FALCON
「INT.CH,CH/01.10ORIOR MACBETH(GB)」
CH(AM)Loch Katrine Cody of Snokris」
CH(AM)Baleshare's Royal Scotsman

CH(AM)Snokris GailaurieWonder-Jon
CH/93.12Misty Meadow's Nickleby」
GAELIC'S MAC CAIRNDANIA (CAN)」
GB.CHKINKIM LUDVIC
CH(IRL)ORIOR MARVELLOUS MADGE
CH(IRL)ORIOR LIVELY LILY
CH(AM)Karengary's Indian Giver

などの、アメリカ、カナダ、アイルランドの多数の名犬たちの優れたラインが入り、ラインブリードを完成させています。
家系図



    これからブリーディングを考えている方々へ
       難しい話の前に、私が繁殖をした経過などを。。。

《産んで良い犬と、いけない犬》


「純犬種」である事が第一条件であり、【チャンピオン】を取れない子は、「産んではいけない犬」と、単純に信じています。私の場合は、繁殖を目的として、犬を迎えていますが、ドッグショーを通じて、「産んで良い犬」である事を確認できた事、祖先犬が想像以上にすばらしい犬であったことが、わたしにとって、この上ない幸運でした。「産んではいけない犬」というのが、どのような犬なのか?というのは、それぞれ価値観の違いがあると想いますが、ある程度のスタンダードに近い犬でなければいけない!と想っています。


《自分の為の繁殖》

繁殖というのは、何を目的に行うものなのか?と聞かれた場合、私の場合は、あくまでも、代々自分と暮す犬達は、愛犬の子孫が良い!買いたく無い!という想いだけでした。しかし、1度の出産で1匹だけしか産まれないとも限らないですし、貰い先を決めなければ成りません。そして、繁殖は、始めたら、3代続けなければ意味が無い!と、教わっていたので、その3代作るには、ゆっくり10年かけて、頭数を増やさないように、計画をしました。10年間で5匹までの飼育を限度と考えていましたので、3年に1匹と計算していたのです。そして、繁殖は、誰の為でもなく、自分の為にするのだ!と、想っています。その気持ちが無ければ、最良の犬は作れないのだそうです。私もこれには同感でした。多少高額の種犬でも、我が子のためなら・・・と、抵抗無いものですよね。


《REDのメスを作りたい!》

繁殖には目標があるのですが、私の場合、ルカにそっくりなボディーでマオにそっくりな頭部と顔を持つ、REDのメスが作りたかったのです。しかし、簡単に、マオとルカの子供達1代で産まれないのです。この2匹の血統は同じREDのメスから出来ていますが、1994年代はまだまだケアーンテリアの頭数が少ない為に、同じ組み合わせをすることは、先に続かない繁殖になるために、先輩方に大反対されたのです。その理由などは奥が深く、当時は把握出来ていませんでしたし、先輩方の導くままに進んできました。マオとルカの子供はメスに恵まれず、オスだけでしたが、1996年に長男がCH完成し、2007年現在では、孫まで子孫が残っています。そして、現在3代の繁殖が続き、4代目の繁殖を控えております。REDのメスが欲しい!と願い、スタートしましても、犬質などを考えていくと、最後には毛色ではなく『クオリティー』を求めていたのです。現在では、毛色に拘る事は二度と無いと想います。


《繁殖は続くもの》

我が家で始めて生まれた犬は、REDのオス「みかん」ですが、私の手がけた繁殖は、種犬としてお貸しした回数を含めると、14年間で9回、我が家で生まれた子犬たちは全部で23匹です。そして、外に出た子供達の出産を含めて考える必要がありますが、現在すでに数回の出産を終えています。オーナーが産ませたい!と想ってくださったり、この血統を心から求めてくださった方々に交配のご協力していますが、誰かが始めれば、止めることは出来ず、続いていくものなのです。家庭犬としてお渡しした犬でも、オーナーが希望すれば、出来るだけのアドバイスをする事も、作った責任なのです。そのためにも、後々続く繁殖をしっかりと計画をしていかなければいけません。そして生まれた全ての子犬が優れている事を目指しての繁殖を行っていく必要があるのです。現在我が家に居るのは2007年現在5匹です。この5匹の犬達との生活を第一と考えていますが、嬉しい事に、この血統を愛する方々が、後を継いでくれています。私は、この血統を独り占めする気持ちは全く有りませんし、続く血統という事も誇りに想っております。古くから続いている、すばらしい血統ですし、望む方がいらっしゃったら、いつでも、種犬をご紹介したいと想っています。


《先輩ブリーダーたちに感謝》

マオとルカは、最初にご紹介しているように、国内で作られた犬達です。この2匹が出来るまでにも、10年以上の年月を国内でもかけています。大元をたどれば、それは、もっと海外へさかのぼりますが、長い年月の間、このラインが続いているのです。
私は、この2匹と出会えなければ、夢が実現しなかったと想います。この子達を大切に作ってくださった先輩方に感謝すると共に、数百年、ケアーンテリアを守り、愛し、受け継いできてくださった全の方々にお礼を申し上げたいと想います。「素晴らしブリーディングをありがとう!」そして、ドッグショーを通じ、私が手がけた犬たちが評価され、歴史に残る犬に成ってくれたこと、関係者の方々全てに感謝いたします。

そして、ショーに魅せられた私としては、今後も、続けていく事と想います。
「M&R DEKO」ケアーンファンシャーチーム!としてオーナー様たちと、
細々と続けていく事と想います。そして何時か私も先輩に成っていくのだろうと想います。

繁殖希望の方はお気軽にお問い合わせくださいね。
クオリティーの高い、ケアーンテリアを作りましょう!



「The Cairn Terrier」
著:Christine Carter

300枚以上、360匹以上の
ケアーンテリアの写真が
記載されています。
祖先犬が多数紹介されています。