イギリスを原産国とするケアーンテリアは、 国内での愛好家が海外から犬を分けていただいて、 日本へ持ち込んでブリーディングしてきたのですが、 ブリーディングに対しては、みなさん協力的でした。 しかし、 時が流れて、共有し合うことが減りました。 ショーに参加されるかたは、我が子自慢が多いですが、 それは家庭犬で迎えた方もいれば、 海外から迎えた方もいます。 私は、私が手掛けた自家繁殖犬を見定めたい! という一心で、参加してきましたが、 今は、 日本でのショーチャレンジに興味がなくなりまして、 Dreamyを迎えることが決まった時に、 アメリカにいる知人に相談していました。 私としましては、 国内の愛好家はまとまるべきだと考えていましたので、 2000年ごろに、 CTFC(ケアーンテリアファンクラブ)を作った経験もありますし、 トリミングや、しつけや、競技など ケアーンが出来るスポーツなどの実習会を主催しておりました。 しかし、 外国かぶれしている日本人は、 外産犬入ってくれば寄ってたかってしまいます。 この現象はとても日本人の本質を見たような景色で、 輸入した人は「偉い人」みたいになっております。 しかしながら、 全米No1クラスが来日したことはありません。 クラフト展BOBを手に入れた人もいません。 ウエストミンスター展グループ入賞犬は、 その血統を持つ雄犬が入ってきまして、 我がM&Rのロビンやティオに入っておりますが、 その本犬自体を手に入れる事は出来ていません。 私に長年頼って来た方々も、 一気に、そちらへ移動されましたので、 今までの関係を全て経つことになりまして、 私だけのことを考えるようになれたところです。 おかげさまで、母のお家を出ることもできましたので、 Dreamyとポロベビーたちは、 誰にも渡さずに、すべて手元に残せました。 変に付き合いがあれば、渡してしまった可能性もあり、 それをしないでこれたのも、私の運だったと思います。 日本人が好きな「外産犬」 ケアーンテリアの原産国はイギリスなので、 どうしても海外からの新しい血統は必要になります。 日本国内よりも、海外の方が、 ケアーンの需要性は高く、 我がルカちゃんに、 ブリーディングのチャンスが巡ってきました。 お相手は、 リディアさんが所有している「コニー君」 この方は、とても有名なブリーダーさん。 ルカを気に入ってくださり、お話が進みました。 調べていれば・・・ 初代ルカにも入っている「Wolfpit」犬舎。 びっくりしました。 コニーは、 リディアさんがデンマークから迎えた雄犬と、 リディアさんが続けてきた「Wolfpit」の雌犬との繁殖。 ルカは、私がデンマークから迎えた「Dreamy」と、 私が続けてきた「ポロ」との繁殖。 こんな出会いがアメリカで起こるなんて! って感激しました。 外産犬が好きな日本人ですが・・・ 日本で誕生したルカも、 アメリカから見れば、外産なんですよね。 ルカとコニーの子供達は、 日本から見れば、外産犬になりますが、 私にとっては、普通にルカちゃんの子供達なんです。 真剣に繁殖を考えている方には、協力を致しますが、 残念ながら、日本にはペット産業が存在しますので、 営利目的に犬を利用する産業には協力は致しません。 そういう意味では、日本での該当者はゼロに近い。 諸外国のほうが、文化が進んでいますし、 犬に対しての認知度が違います。 M&Rケアーンが受け入れられたことは、 ここからまた先に続けていけることに感謝しております。 日本で繁殖を続けてくるのは簡単ではなかったので、 アメリカやデンマークとのお付き合いが始まり、 安心して、交流ができる状況が整った!ところです。 私の思考を理解してくださる日本の方はとても少ない! ということが、残念でならないです。
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